君の笑顔が窓に映って
高く昇る観覧車の中
「見て、あそこ!」ってはしゃぐ声に
胸が少し、痛くなる
触れたくて、でも怖くて
言葉が宙に浮かんだまま
気まぐれな僕の心さえ
君の前では無力だ
思わず零れた言葉
気づかれたくない、本当は
君が聞き返してくるたびに
笑って誤魔化していたけれど
ゆっくり動く景色の中で
君だけが色を持って見える
ただ隣にいるだけなのに
こんなにも愛おしい
どうしてだろう、こんな気持ち
初めて知った夜のこと
伝えたい、でも怖いんだ
君の答えを聞くのが
ふいに呟いた言葉は
夜風に乗って消えていく
君がもう一度聞き返しても
素直になれない僕がいて
君の瞳が、眩しくて
君の無邪気な声が響く
それだけで幸せなんだ
ゆっくりと降りていく観覧車
君とならどんな景色も
特別なものになるから
ずっと隣で笑っていて
もう離さない、君を
気まぐれな僕の、精一杯の愛