困った顔は 子供の頃と変わらない

おさななじみの君

気まぐれな雨 見上げてる

止みそうにないから

駅まで走るよと

飛び出した 君の背中

慌てて 追いかけた

夏の雨に はしゃぎながら

君への想い あふれた

恋をしてる 認めたくなかったのに…

君のせい

変わらないね 無邪気な君

誰より 大切だから

この想いは 知られたくないまだ…

このまま…

自分の夢を ポツリポツリと話す君

遠くを見つめてる

そんな横顔 はじめてで

誰も いないホーム 夏の風が通る

私の知らない君は 遠くて眩しくて

滑り込んだ 電車が今

二人を 遠ざけてゆく

見えなくなる 瞬間 手を振った もう…

届かない

濡れた髪を 遠慮のない

力で 拭いてくれたから

この心が 張り裂けるまで まだ…

このまま…

大好きだと 打ち明けたら

何かが 変わってしまう

ケンカしたり 励ましたり

いつだって… 楽しくて

大好きなの 君のことが

今さら こんなに こんなに

せめて 夏が 終わるまで このまま…

いさせて…