揺れる安蛍光灯
夜の隅でガラス越し半透明
私たち見つからぬように潜める
全部紡げない、不甲斐ない、救えないものばかり
馬鹿みたい、消えたほうがましだ
くだらない、言葉にならないな
口に出したら全部壊れそうで
つぎはぎだらけの声にならないものを
どう伝えれば君は泣かないでいてくれる?
つまらない言葉なんかで君を泣かせたくはないから
泣き言なんて聞かせたくないから
どうかそのまま横ではにかんでいてほしいよ
空っぽになっても器があるうちは
生まれ落ちた意味を、私の色を見出したい
つぎはぎだらけの声にならないものを
どう伝えれば君は泣かないでいてくれる?
つまらない言葉なんかで君を泣かせたくはないから
透き通る君の髪を撫ぜるひかりと
靡く透明の色を探してる