くたびれた東京

星の数焦燥繰り返して

乗り換えは上等

憧れの街も生活になった

塞ぎ込む代償

知らぬ間に心穴だらけ

在りし日の談笑

確かに時間は流れていたんだ

後悔も未来に透過して

渋谷から埼京線

生まれたあの町へと向かって

光るビルと夜の喧噪が

徐々に遠くなっていく

いつまでも凡庸

どこにいても変わんないだろうし

諦めも検討

どこまで走っていけるだろうか

見慣れた空の色を今日は思い出していた

渋谷から埼京線

生まれたあの町へと向かって

光るビルと夜の喧噪が

徐々に遠くなっていく

思い出の延長で

忘れたつもりでも残るその声

何もない町に満ちてる

すべてここにある