壊れた時計がまた嘘をつく 止まった針は戻らないままで 君の名前を呼ぶたびに 空っぽの部屋が私を責める 冷たい夜風が心を抉って 隠した傷跡 君は知らない ねえ、「好き」って言えばよかった? 今さら響く後悔ばかり 触れられたら痛くて 触れられないともっと痛い どうすればよかったの? 教えてよ、君だけが 君を見つめた時間が 私のすべてだったのに ねえ、どうして背中を向けるの? 追いかける足が止まらない 壊れてもいいよ 君が望むなら 私の心なんて飾りだもの 愛されなくてもいい 君がそばにいれば ねえ、お願い 消えないでよ 君の笑顔が遠くて怖い 隣にいるのに泣きたくなる こんな私じゃ嫌いになるの? ねえ、教えて 嫌いになる前に 崩れていく 音もなく 消えていくのは私だけ? 最後に君がくれた言葉が 胸の奥でずっと腐ってる 壊れてもいいよ 君が壊したなら 何も残らなくても それが幸せ 愛されなくてもいい 君が笑うなら ねえ、お願い 消える前に見て 消えてしまう前に気づいて 君だけが私のすべてだと 壊れた心の奥にある この声が届くその前に…