街灯の切れた道をひとり歩く

ポケットの中で握りしめたペン

古い本の匂いが好きだったあの日

ページの隅に落書きを残してた

廃墟みたいなこの景色にも

きっと何かの名前がある

壊れた壁も、空っぽの駅も

物語になるの、きっと

まだ読めるページがあるなら

閉じたくない、本の中の世界

見えなくても描けるんだ

想像が私を強くする

本の中に隠された言葉を

少しずつ胸に刻みながら

誰かの歩んだ道を辿り

自分の足で踏み出す勇気を持つ

ページの隅に書かれたように

失敗を恐れずに進むだけ

小さな一歩、大きな意志が

その先に見えるから

破れたページを繋いでいく

その手の中、未来は続いてる

どんな場所も想像次第で

私の中で生き返るから

静かすぎる午後、聞こえた音

風じゃなくて、私の足音

誰も知らない地図を持って

小さな本をまた開く

まだ読めるページがあるなら

閉じたくない、本の中の未来

見えなくても描けるんだ

想像が私を強くする

街灯の切れた夜を抜けて

手にした本のページをめくる

廃墟になった街でもいい

私はここで、また始める