梅雨の駅 静かな雨音
佇む少女の 儚げな横顔
数分間 トーク重ねて
笑顔と涙 心に刻む
明日は晴れると 空が囁いた
君の未来も 輝くはずだと
でも今日だけは 寂しそうな君
何も言えずに ただ見つめてた
またねと言った その言葉が
最後になるなんて 知らずに
蝉しぐれ遠く 遠く遠く
君の面影 重く重く重く (重く)
色づく思いが僕に告げて
梅雨明けの朝 眩しい陽射し
誰もいない ベンチの影
待てど暮らせど 君は来ない
頬を伝う 梅雨明けの雨
空は晴れても 心は曇り
君との約束 果たせないまま
風鈴のおとに 寄り添う言葉
数分間の夏の思い出 心に刻む
またねと言った その言葉が
永遠の別れと 変わってく
蝉しぐれ響く 夏の駅で
君との記憶 鮮やかに残る
雨なんて降らない 晴れた空なのに
心の中は 土砂降りのよう
儚き夏を 抱きしめながら
君との思い出 永久に響け
梅雨の駅 静か雨音
最後の別れと 知っていたら
蝉しぐれ遠く 夕暮れの空
君の笑顔が 夏を彩る
永遠に響け 心の奥で