割れて漂って摩耗した

水色の破片が喉に刺さったまま

青い熱と潮騒の唄歌ってしまった

8 月の冷房浴びたらボーダーライン

君だけを真に受けて

海岸線眺めたその遠い目に

僕も入りたかった

トロイメライ

目も当てられないくらい

君の唇から零れる青い、青い、青

引き寄せては返す相槌

夕闇で隠したいつかの恥

海鳴りと青色の速さが

君を歌ってかき消していく

海岸線探した

この黒目に君は入ってないけど

トロイメライを見てもいない

海へ溶かした恋

海岸線眺めたその遠い目に

僕も入りたかった

トロイメライ

目も当てられないくらい

君の唇から零れる

触れたら狂いそうな

青い、青い、青