目覚ましが鳴る前に起きる朝
カーテン越しの曇り空
昨日の続きみたいな今日
何かが変わる気がしない
SNSの笑顔が眩しすぎて
自分だけが取り残されてるみたい
でも、イヤホンを耳に押し込んで
街の雑踏をかき消してる
抜け出したい、この日々を
出口がどこかもわからないけど
足を止めたら終わりだから
とりあえず歩き出すだけ
少しずつでもいい、泣いてもいい
明日はきっと違う景色が見えるかな?
帰り道のコンビニで見た
雑誌の表紙の「幸せの法則」
そんな簡単にいくなら
誰も悩んでないはずでしょ
部屋に戻ってひとりきりの夜
天井を見つめると泣けてくる
でも、泣いたら負けかもしれないと
とりあえず水を一杯飲んでみる
抜け出したい、この日々を
希望がどこかに隠れてるなら
不器用でも探し続けたい
きっと誰かも同じなんだ
諦めないで進むその先に
新しい自分が待ってるはず
深夜のラジオから流れる歌
「大丈夫」なんて軽い言葉だけど
胸の奥に少しだけ刺さった
それで十分、生きていけそうだ
抜け出せたんだ、この夜を
一歩ずつ歩いてきただけだけど
昨日の涙も忘れないよ
それが私を作るから
窓の外、光る星がひとつ
明日はきっともっと輝く
抜け出したい夜があるから
朝の光があんなに眩しい
それを繰り返しながらきっと
私はまた強くなるんだ