メトロノーム - 麻婆豆腐 (MABODOFU)
词:くじら
曲:くじら
平日のひとり暮らしは
ただの寝床として
汚れた部屋 汚れた部屋に帰る
生活の代金の残りで生きる
出掛ける前に服選ぶ
改札前 汚れに気づいて
隠そうにも隠せない
暮らしの跡がこびりついてる
公園は死後硬直のように静か
激しく光る街で冬を迎えます
1人食卓から遠のいて
墓場のようなアパートの中
孤独の中で色づく命
雨ざらしの夢見ながら
メトロノームのような生活は
明日を迎えるためだけの
日々でした
定期的人間体に擬態
それで問題ないの嫌い
頭ん中お花畑
記憶カラカラ回してないで
怪電波発さないで
ただただ真っ当に生きたいだけ
この街のこと
思い出せなくなる日が来る
速度を上げれば
失ってくものが見えないよ
電波の届かない場所で
いつか忘れてしまう会話を
若者のすべてに乗せて
車窓は少しずつ私の街へ
静かに濡れる街を出て春はすぎて
虚飾めいたLINEを消して
逃げきれないとわかっていても
記憶の中で乱れる桜
花嵐のような芥
メトロノームのような生活は
明日を迎えるためだけの
日々でした
美しい夕焼け
一曲分も待たずに紺へ紺へ
心の奥の怒鳴り声を毛布に包んで
体中に籠った音が
やがて聞こえなくなるまで
揺れる 揺れる 揺れる