白い息が揺れる空の下
君と並んだ冬の遊園地
キラキラ輝くイルミネーション
でも、俺の視線は君だけ
最後の観覧車に乗り込んで
静かに動き出す夜の世界
ふと零れた君の言葉に
胸がざわめく、どうしてだろう
風に溶けて消えた声
聞き返したら、君はただ笑うだけ
掴めない、その気まぐれな瞳
街の灯りが滲む窓の向こう
ふたりだけの秘密の時間
冷たいガラスに触れる指先
伝えたいこと、君にはあるの?
揺れる心、隠すみたいに
君は話題を変えてしまう
冬の星空に溶けていく言葉
本当は何を思っていたの?
知りたいけれど、もう聞けなくて
静かな街、君と並ぶ影
曖昧なままでも、ただ今は
この時間が続けばいい