Defiler(s) - 虎の穴 (とらのあな)
词:RD-Sounds
曲:禁じざるをえない遊戯
真っ暗な道を
男は歩いていた
そこに俄かに
啜泣く少女の声
何故泣くのですか
男は声をかけた
私でよければと
差し伸べた手に返る言葉
謂れのない辱めに
悲しくて泣いているのです
この身に受けた誹りの声
「醜い盗人」と呼ぶのです
おおそんな非道
許されていいのかと
男の目が怒りに燃える
その瞳の先で
少女はどうしてだか
どこか怯えたような目を
男へとじっと向けていた
覚束ぬ道を
男は歩いていた
そこに俄かに
喚き散らす少女の声
何故怒るのですか
男は声をかけた
私でよければと
差し伸べた手に返る言葉
謂れのない辱めに
怒りで震えているのです
この身に受けた誹りの声
「卑しい物乞い」と呼ぶのです
おおそんな暴虐
許されるはずもないと
男の目が怒りに燃える
その瞳の先で
少女はどうしてだか
どこか冷めたような目を
男へとずっと向けていた
一人一人少女たちの悲鳴
その全てがかくも痛ましく
謂れのない辱めに
途方に暮れたものがそこに
誰ともつかぬ声の曰く
「浅ましい売女」がそこにいて
「さもしい踏み台」がそこにいた
ならばと男は
高らかに愛を謳う
その目の光を靭くして
ああ救わなければ
そして護らなければと
そう愛さなければと
そうして少女たちに
その手を伸ばしていく
Defiler
その道の先を
男は歩いていた
その男の足元には
愛された成れの果ての
屍達