スピード上げて逃げるように

誰に追われるわけじゃなく

各駅列車の窓から見える

その日の景色も触れずに

初夏の夕暮れの麓に沈む

ため息さえも

つまずきだらけの繰り返しの日々に

埋もれんばかりに考え込まず

やたらとロマンチックな色使いの空に

疑いのないまま吸い込まれてく

虚しさや悔しさを味わう為に

生きてんじゃねえ

潰される気持ちばかりに戸惑いながら

一瞬心を緩め

急ぐ気持ちと怠ける気持ちに

揺さぶられてどこにいるのか

高速道路から三日月

絵はがきが届いたよ

急ぐ気持ちと怠ける気持ちに

揺さぶられてどこにいるのか

急ぐ気持ちと怠ける気持ちに

揺さぶられて

揺さぶられて

高速道路から三日月

絵はがきが届いたよ