幽雅に咲かせ、墨染の桜 - 池真衣

遥か遠い昔には

愛が咲いたというなら

ただ私を見てみたいは

光を集め花咲け

冬の空は低くなり

勇気は落ちていく

頬を撫でる雫が土に帰るとき

幽雅に幽雅に

旅人が続けてくれ

きらめく思いは

薄く暗い散っていく

ひらひらあなたは誰かしら

羽をむじこめたひと

冷めなきゃ見られない夢もある

桜まだかしら

チュッと半花愛情は

春の花によく見てる

じっとしてるから愛する

儚いからこそ愛する

きっと春はいつまでも

愛はしれない

こんな小さな魂が

消える前にどうか

優しく優しく

わたしは抱きしめてくれ

広がる世界はひとりである

けなそうな

ひらひらわたしは誰かしら

春よ愛を求めて前

覚めたら消えるとは

知らないで

春はまだかしら