小さな部屋 - 熊木杏里 (くまき あんり)
词:熊木杏里
曲:熊木杏里
编曲:秋浦智裕 (agehasprings Party)
Programming & All Instruments:秋浦智裕 (agehasprings Party)
Recorded & Mixed by:森 真樹 (agehasprings) at Studio Device
Vocal Contracted by:市川洋介 (agehasprings Party)
Directed & Organized by:市川洋介 (agehasprings Party)
Mastered by:阿部充泰 (Sony Music Studio Tokyo)
出来る子だって言われて
育ったんだ
幼い頃は何だってできた
だけど扉を出たら 何も
出来ない奴になった
行きたかった学校に
落ちたくらいと
分かっていても たまらないんだ
ぼくを見る家族の顔が
前と違う気もして
この扉の内側では
無敵でいられるのに
どうしてだろう ぼくを呼ぶ声は
今も聞こえてくる
明日の風が吹いても
もどり道を探してる
太陽が気の毒そうにぼくを照らす
ここから出られる夢を
もう何度見たか分からない
小さな部屋が去年より
小さくなった
兄弟たちがいない時間に
母とは時々話せるけど
無理して笑ってるのが分かるし
泣いてるのも知ってる
テストの時期だとか
学園祭のこととか
気になるのに何も出来ずに
ゲームばかりしてさ
どうやって生きてたのか
もう忘れてしまったけど
消し去れない痛みがまだ
ぼくを生かす
開けたい扉はずっと
目の前で佇んでる
「また明日ね」と言ったままで
明日の風が吹いたら
少しだけ歩いてみよう
伸びた髪と髭を切って
ここから出られる夢を
もう何度見たか分からない
小さな部屋が
これ以上小さくなる前に
開けたい扉はずっと
目の前で待っている
「また明日ね」と言ったあの日の
ぼくを