[00:18.900]深く 深く 瞼(マブタ)を落とす
[00:22.930]
[00:23.630]すると 暗闇に一人椅子に座る僕
[00:29.120]
[00:29.910]カタカタ???フィルムの回る音が聞こえて
[00:35.410]
[00:36.720]画面が一つ浮かび上がる
[00:39.920]
[00:42.170]「ようこそ」???聞き覚えのある声
[00:44.100]
[00:45.180]「ほら???いくよ」
[00:47.420]
[01:01.220]今から60年前 雪の絶えない国だった
[01:07.230]
[01:08.540]僕はトナカイにまたがり 君は背中に顔うずめて
[01:14.990]
[01:15.910]自銀の渦 凍え滅びた街を突き抜けた
[01:21.850]
[01:23.150]「私が悪いの???」???僕は聞き取れず
[01:27.540]
[01:31.820]雪に埋もれた森の中の 水面に映る星屑は
[01:35.860]
[01:36.420]「二人の秘密の場所ね」って肌の自い君は笑うの
[01:42.290]
[01:44.420]ほんの小さな物語の フィルムをゆっくり回すと
[01:52.650]
[01:54.120]君はまだ 僕のポケットで手を握ってる
[01:57.420]
[01:58.750]ほんの小さな物語の フィルムをゆっくり回すと
[02:04.980]
[02:05.970]夜汽車 君を迎えに 汽笛を鳴らし???告げていた。
[02:13.180]空を覆う綿雪が 汽車のライトに照らされて
[02:20.430]
[02:21.180]まるで 星が蕗ちてきたみたい
[02:25.570]泣き声で???「ごめんね」
[02:28.550]
[02:58.650]君が 突然現われたのは 初めて雪が降った夜
[03:04.160]
[03:05.010]ポッカリ空いたこの空間で 君と出会ったの
[03:10.030]
[03:12.210]それから雪は絶えず降り
[03:14.560]
[03:15.180]白銀の世界に変わり果てたの
[03:18.400]
[03:19.600]水面に映る星を見ていつも???淋しそうに
[03:26.810]ほんの一瞬 君が見せた涙
[03:29.010]
[03:30.230]その時 その意味わからず
[03:33.540]君は 僕のポケットに手を入れ???
[03:36.820]
[03:46.620]手を握ったの
[03:49.810]ほんの小さな物語の フィルムをゆっくり回すと
[03:53.260]
[03:55.230]君はまだ僕のポケットで手を握ってる
[03:58.700]
[04:00.760]ほんの一瞬 君が見せた涙
[04:03.560]
[04:04.680]それ見て 強く抱きしめた
[04:07.200]
[04:08.010]「謝らないでよ、ずるいよ???どこもいかないでよ」
[04:14.480]
[04:15.040]君は そっと僕をはらい 夜汽車に乗り 空へむかう
[04:21.830]
[04:22.770]でも 僕は君を見れず???下を向いたまま
[04:28.440]
[04:30.550]水面に映る君は 大きく手を振っていたの
[04:35.020]
[04:37.390]しだいに雪は止み始めて 泣き声で???「ごめんね」
[04:45.320]